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発刊のお知らせ

8 時間前
読了時間: 4分

ビジネスシーンの中に、Excel機能があります。Excel機能のおまけに、シーンがあるわけではありません。2026年10月2日 執筆した『Odyssey式 MOSテキスト Excel 上級レベル ~本×動画×ストーリーで立体的に学ぶ~』が発刊されました。株式会社オデッセイコミュニケーションズ様との共著です。

この本で伝えたかったこと

ビジネスシーンの中に、Excel機能があります。Excel機能のおまけに、シーンがあるわけではありません。


一言でいえば、そういう本です。

対策本で機能を機械的に覚えても、現場では使えない。時間もお金もかけて資格を取ったのに、それでは何のための学習かわかりません。「この場面で、なぜこの機能を選ぶのか」。そこを考えずに通り過ぎてしまうと、せっかくのスキルが現場につながらないのです。

長年、研修の現場でそう感じてきました。その思いを、この一冊に込めています。

本書は各章にストーリーを置き、登場人物が仕事の中で課題にぶつかり、それを解決する流れで機能を学びます。「返済シミュレーションをしたい」「アンケート結果を集計したい」「毎年の研修準備を効率化したい」。そうした場面から入るので、機能が何のためにあるのかが自然と頭に入ります。

コラムでは、試験範囲を少しはみ出して、実務で役に立つことを書きました。数値と罫線の間に半角スペースひとつ分の余白をつくる話。エラー値の読み解き方。可視セルの選択。研修の現場で「ここでつまずく人が多い」と感じてきたことを、そのまま入れています。

一行が決まるまで

いえ、一行ではなく、一文字かもしれません。

てにをは一つまで、こちらの意図を汲み、かつ読者に正確に届くように。編集部の皆さまの校正には、ただ脱帽するばかりでした。

どの章も、何度も往復しました。コラムの一文、数式のセル番地ひとつ、用語の揺れ。「この表現で伝わりますか」と問いが届き、「こう書き換えてはどうでしょう」と返し、また戻ってくる。その繰り返しです。

往復の数だけを見れば、きりがないと思われるかもしれません。でも不思議と、しんどさはありませんでした。お互いに「良いものにしよう」とだけ思っていたからだと思います。

読者が手を動かしたときに、本に書いてあるとおりに動くこと。そして、書いてあることの意味が伝わること。当たり前のようでいて、そこに届くまでには、いくつもの目と手が必要でした。

2026年の暑い夏を、原稿とともに過ごしました。

感謝

オデッセイコミュニケーションズ代表取締役社長 出張勝也さんの、本とビジネスとテクノロジーと人をこよなく愛する思いから立ち上がった企画。その根底にある「実務に使えるものにしよう」という思いは、チームの皆さまへ引き継がれ、刊行まで、この軸は一度もぶれませんでした。

細部を詰めながらも、何のためにこの本を作るのかを見失わない。出張さんの考えが、スタッフのお一人おひとりに受け継がれているのを、やりとりのたびに感じました。

一冊の本は、ひとりでは完成できません。読者のところに届くまでに、どれだけ多くの手が加わっているか。今回あらためて知りました。

そして、本書の素材になった現場のお客さまにも感謝です。研修でご一緒した時間が、この本のあちこちに宝石のようにちりばめられています。「ここがわからない」と言ってくださること。「ここで良い方法が欲しい」と、具体的なビジネスシーンに気づかせてくださったこと。随所に入っています。ありがとうございました。

企業の教育担当者の皆さま、教育関係者の皆さま。そんな一冊を、ご採用いただけましたら幸いです。

主な内容

MOS Excel 上級(エキスパート)レベルの出題範囲を、9章構成で扱っています。

  • 検索・行列関数(XLOOKUP、INDEX、MATCH、FILTER、SORTBY ほか)

  • 条件付き書式、ユーザー定義の表示形式

  • 財務関数とWhat-If分析(PMT、NPER、ゴールシーク、シナリオ ほか)

  • ピボットテーブル、ピボットグラフ

  • 数式の検証とエラー処理

  • マクロの記録・編集

このほか、各章末に章末問題を収録しています。

 
 
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