テレワークで、キャリア=存在意義が揺らいでいる人の悩みは深い。これらは、テレワークが直接原因のようで、実は2019年、テレワーク開始までに、その根がある。
ある営業さんの言葉。「お客さんは、本当に来ないでと思っているのに、紙切れ一枚ハンコのために、申し訳ないなあと思うんです。」
ある事務さんの言葉。「自分の手を1分止めて営業さんのための押印を優先することが、スピードへの貢献だと思って来たんです。」
そう、これをハンコ文化の無駄だと大きな声でテレビは言う。ハンコをやめることくらい、会議をやめることくらい、ITスキルでなんとでもなる。そうではなくて、
彼らの悩みは、2019年までに、彼らの可能性=キャリアの概念を、共創してこなかった組織の悩みであって、ハンコの問題ではない。2021年からの新しいシナリオを、共に創る伴走が必要な時期。
あれが無駄だ、これを変えろ、とIT礼賛の前に、
目の前の、”人”が”キャリア”を”生きる”揺らぎから、熟成へ支える時期。
キャリア概念の揺らぎを、免振できていますか?
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