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執筆者の写真Hisayo Iden

それ、フェイクニュースですよ。

更新日:2020年12月17日

キャリアコンサルタントのあるある。Aさんの話と、Bさんの話が、食い違う。守秘義務もあるし、組織で整合性を取るのは仕事ではない。なので「あれ?そこ・・・」とは詰めない。ただし個人的な感想はある。


脳科学者中野信子さんの「ペルソナ 脳に潜む闇」にも書いてある。「フェイクニュースやデマや人の悪い噂はあっという間に広まる感があるのに、人を癒し、救うかもしれない情報というのは、これほど伝わりにくいものなのか、ともどかしくなってしまう。」本当に、フェイクニュースは、組織に蔓延している。悪意でなくとも、自己防衛のひとことがそもそも、事実を離れフェイクを生むのだ。


「フェイクで生まれた誤解を和解できる経営者三つの共通点」があると思っている。


ひとつめは、直接ストレートに話す。ふたつめは誤解には心から謝る。三つめはそのうえで、心から忘れて信頼へ戻る。特に三番目ができる人は尊敬に値すると思う。


逆に「この組織の誤解の嵐、止まらないな」という組織にも三つの傾向がある。「そんな酷い奴いる?」と思えるのが貴方の職場ならば、羨ましい。


ひとつめは、フェイクニュースというか・・・陰口を信じる。よもや経営者が?と思うが、信じるのみならず、チクりレベルの輩(そういう組織では必ず昇りたがって上に居る)と一緒に陰口を中心に行動する。ふたつめは、フェイクベースで口を荒らしたり汚い行動をとる。第三者としては「情報ではそれ、あなたの誤解らしいし、その先にはリカバリー、ないけど?そこまで言う?」というほど罵る、あるいは・・・、ドアや引き出しを蹴るとか、書類や電話をガーン、と置くとか。(単独で行動による気晴らしをするのは仕方ないが、相手に悪意を見せつけるという行儀の悪さは汚さにほどがある。)そして三つめは疑い続ける。


足元をすくうニュースを収集し、フェイク信者となり、足元をすくわれる前にフェイクにまみれた砂の城をまた上がり、怯え、またフェイクの砂を積む。


キャリアコンサルタントの仕事は、Aさん、Bさん、いずれかへ組することでもない。クライアント個に集中し、その出来事をとおしてクライアントが自らのキャリア概念に出会い、その概念を熟成させる支援が仕事だ。


「ひとさまに知られたら恥ずかしいんじゃない?」というお行儀を治すのが仕事ではない。


それ、フェイクニュースですよ。
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